イングランド「アンモニア発生量を削減するための適正農業規範」
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EUグリーン・ディールでは、食の持続可能性を目指す「ファームtoフォーク戦略」を政策の中心に据え、食料産業で野心的な世界戦略を展開しています。
これらに対して日本でも「みどりの食料システム戦略」で、化学農薬・化学肥料等の使用の大幅な削減という国際標準化への対応を掲げました。
しかし、実践に当たっては、農業者自らの農場におけるリスク評価に基づいた具体的な環境保全対策が必要です。欧州では、理念から現実的な政策(コード)へ、政策から現場の行動(プラクティス)へと推進され、すでに具体的に「温室効果ガスの削減対策」が開始されています。
先行するイギリスでは、「アンモニア発生量を削減するための適正農業規範」が策定され、2018年から取組みが開始されています。
日本では今、「GAPの国際水準をめざそう」と呼びかけているところですが、現実の世界の動向は、これまでの国際水準ではなく、その先の標準に移っています。
欧州と日本の農業形態の違いから温室効果ガス対策のプラクティスに相違もありますが、地球規模で、農業として、全体的に取組んでいかなければならないことは明らかです。日本のGAPステージの大幅な遅れを考えると、単にGAP推進という掛け声だけではなく、COGAP(適正農業規範)が強調するGAP理念の理解と事実に基づく科学的なアプローチが、特に日本の農業関係者に必要です。
この度、イギリス政府関係者の許可を得て、「アンモニア発生量を削減するための適正農業規範」を日本語に翻訳、発行しました。
「イングランド版適正農業規範」並びに「日本GAP規範第2版」と合わせて「アンモニア発生量を削減するための適正農業規範」をご利用ください。
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